恐竜がギリギリ耐えたという、氷河期のちょっと前にあった危機 |
湖が綺麗で、綺麗過ぎて、おかしいだろ、こんなに綺麗なのはおかしいってなって、押し寄せて、押し寄せたら汚くなって、俺たちが汚いからだって思って、湖は綺麗だったのに、本当に綺麗だったのに、俺たちが汚くて、疑って、俺たちで汚して、心まで汚れてる俺たちで、生きるということは汚れていくことで、汚していくことで、綺麗なものを綺麗なままにしておきたいなら俺たちはいちゃダメだって思ってしまって、でも綺麗なものが本当に綺麗かというと誰もわからなくて、あの湖が本当に綺麗だったのかなんて今となっては誰もわからなくて、考えてるうちにどんどん薄れていって、絶滅した方がいいんじゃっていう気持ちとか、汚してでも生きなきゃいけないつらさとか、全部ぼんやりとしていって、おぼろげで、最初からずっとこうだった気がしてきて、そう思ったころには湖は綺麗になっていて、なんだ、綺麗になるんだって思って、じゃあ大丈夫だって思って、だからさ、絶滅しようと思ってる種族に言いたいわけよ、今は「汚れてる」「汚れてしまった」「汚してしまった」って感じてるかもしれないけどさ、だんだんぼんやりしていってさ、その対象は腹が立つくらい綺麗に戻ったりしててさ、そういうこともあるからさ、だから自ら絶滅しなくったっていいよ、ほっといたら勝手に絶滅させてくれるから、隕石が降ってきたり、雲で覆われたり、めちゃくちゃ寒くなったりして救ってくれるからさ、絶滅したら負けとかそういうことじゃないから、全部良いから、それで良いから、大丈夫、大丈夫だよ |
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点 | 名前 |
4点 | 空飛ぶタイヤ |
2点 | 田野 |
3点 | ムーンドギー |
2点 | 茶羽モンキー |
4点 | ももももももも |
3点 | 虎猫 |