遊び場大喜利
お題
病院をテーマにしたライトノベル小説
「俺の入院生活がこんなにバラ色なわけがない」
に出てきそうな一節
低俗と量産さんの作品
「約束だよ」
女は隠し持っていたソラナックスを半分に割って私にくれる。
「退院したら二人で行こうね」
塗装の剥がれかけた金属の柵に顎を預け、遠くの方にぼやけて見える観覧車を眺めながら女はそう言って笑った。
「きっと約束するよ」
しかし、この屋上にいることが誰かに見つかってしまえば、退院はまた先延ばしになるだろう。私たちは病室を出ること自体、本来は規則により禁止されているのだ。
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